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阿部謹也

19950720 「世間」とは何か (講談社現代新書) [新書]

目次
はじめに 
序章 「世間」とは何か
第1章 「世間」はどのように捉えられてきたのか
1 歌に詠まれた「世間」
2 仏教は「世間」をどう捉えたか
第2章 隠者兼好の「世間」
1 「顕」と「冥」がつくりなす世の中
2 神判と起請文
3 近代人兼好
第3章 真宗教団における「世間」—親鸞とその弟子達
1 親鸞の「世間」を見る眼
2 初期真宗教団の革新性
第4章 「色」と「金」の世の中—西鶴への視座
1 西鶴の時代
2 恋に生きる女達
3 「金」と世の中
4 「色」と「金」で世を見る
5 「艶隠者」西鶴
第5章 なぜ漱石は読み継がれてきたのか—明治以降の「世間」と「個人」
1 「社会」の誕生
2 「世間」の内と外 -藤村の「破戒」
3 「世間」の対象化-「猫」と「坊ちゃん」
4 「世間」と付き合うということ-「それから」と「門」
第6章 荷風と光晴のヨーロッパ
1 荷風の個人主義
2 光晴の歌った「寂しさ」