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20090720 暴走する「世間」で生きのびるためのお作法 (講談社プラスアルファ

新書) [新書]
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=272588

第1章 「世間」のオキテを見極めよう—KYとは何か
第2章 学校のお作法—「プチ世間」の登場
第3章 お仕事のお作法—「お世話になっております」の不思議
第4章 ケータイのお作法—即レスの圧力
第5章 恋愛のお作法—「結婚しなくていいですか」の正論
第6章 信心のお作法—お盆とクリスマスが同居する謎
第7章 格差社会のお作法—「妬み」の構造


《生きるのが辛い全日本人へ!「悪いのは全部、世間です」》
・暴走する「世間」で生きのびるためのお作法
・日本にしか存在しない「世間」
・いじめにあらわれた「プチ世間」
・ひきこもりも「世間」が原因か
・過労死を生み出す職場の仕組み
・「成果主義」とうつ病の関係
・婚活時代の恋愛のお作法
・なぜ麻生首相は無節操だったのか
・英国人と日本人どっちが嘘つき?
・アキハバラ事件の真の襲撃対象
・会社や学校で生き抜くお作法
《「うつ」「過労死」「ひきこもり」「いじめ」・・・全ての原因物質?
「世間」が暴走し、その結果「世間」が生きづらくなっているのには、簡単にい えば、次のような理由がある。一つには、次のような理由がある。一つには、最
近の経済のグローバル化に基づく、「新自由主義」の台頭、具体的にいえば、小泉純一郎政権の政策に象徴されるような構造改革や規制緩和に対して、それとはまったく異質の原理を持つ「世間」が過剰反応を起こし、その反動として、「世間」の側の抑圧性が強まり、息苦しさが強まっていること。つまりグローバル化に対して、もともと日本に伝統的にあった「世間」がアレルギー反応のようなものを起こし、「世間」が肥大化し、ちょうど花粉症や喘息のような「息苦しい」症状を呈しているということだ。この息苦しさこそが生きづらさの理由なのである。》